【おしごと】某TVドラマ作品のピアノ吹き替えをしてきました。
昨日のおしごとの話。
私のピアノ演奏、ついに電波に乗っちゃいます。(ひゃー)
これは音だけ収録しているところ。アップライトピアノの前で身体をくねらせているのが私です。
まだ情報解禁前なので、私から詳しいことはお伝えできないのですが
いわゆる「ピアノ吹き替え」です。
ピアノの弾けない役者さんに代わって、演奏音源と弾いている手元のアップを2曲提供してきました。
今回は友人の代打でした。(声を掛けてくれてありがとう!)
なので、同じ役者さんにも関わらず、曲によって友人の手(演奏)と私の手(演奏)が出てくる……という怪奇現象が起こります。
違和感がないことを祈るばかり……。(笑)
私の右手。小指が短めなんです。
はじめての経験でしたが、無事1テイクで終わらせられてホッとしました。
映像を撮影したら毎回モニターで確認するのですが
左手に酷い弾きグセを発見……!
大学の頃みたいに根を詰めて練習しなくなったことで、以前よりクセが現れやすくなったのでしょう……。泣きたい。
愕然としましたが、演出さんや監督さんが指摘しなかったこと、そしてスムーズに撮影を進めることのほうが大事だと判断したので
1テイクで終わらせてしまった、ともいえます。
(まあ実際に使用されるのはほんの十数秒、手のアップに至っては数秒だと思うので、そんなにじっくり見なければ大丈夫かな……? という希望的観測もあったり。)
音声を録ったあとは、私の音源で演技をする役者さんにアドバイスをする役目があります。
私からは、主にこの2点を伝えました。
●肩に重心を持ってこず、腰まわり(丹田)をどっしりするつもりで
●手首でカウントせず、鍵盤移動はスライドさせるように
ゆったりした曲ばかりだったので、逆に難しかったのではないかなぁ…。
最初はどこかぎこちなかった演奏姿でしたが、そこはさすが役者さん。
私のお節介アドバイスをみるみる吸収し、あっという間に「ピアノが上手な人」の動きになりました。
セリフも覚えて、演出監督さんの指示にも即座に応えて……なのに、どこにキャパが余っているのでしょう。適応力の高さにただただ尊敬のまなざしを送っていました。
役者さんの写真はもちろん載せられないので、また私ですみません。(笑)
番組名や放送日時は、また解禁され次第お知らせする……かも。
卒業してから本当に練習していないから クオリティはあんまり期待しないでやってくださいね……?
今回は技術的にそこまで難しくない曲だったので、引き受けることが出来たんです……。
でも今年度になって、昔弾けたものがどんどん弾けなくなるのはやっぱり辛いと感じていたので(アイデンティティーの消失、的なね)
こうして演奏の機会をいただけることは非常に嬉しいし、有り難いし、奮起させられます。
久しぶりに映像で自分の手のフォームも再確認させられたので、これを機に、卒業当時くらいまでには腕を戻したいところ。がんばります。
と、実は今年12月と来年1月、それぞれコンサートの伴奏をお願いされているのです。(いずれも都内)
たった今、12月のほうのチラシデータを頂いたのでぺろっと貼っておきます。
ヴァイオリンの2人は高校(兵庫県立西宮高校音楽科)の同級生です♪
また改めて告知しますので、私の演奏に興味を持ってしまった物好きなかたはぜひ今後のブログ更新に注目してやってくれると嬉しいです。
ではでは!