ピアジュリアンLIVE!と、鷲尾仁美がピアノを弾くということ。
\いえーい/
ピアジュリアンで、八巻志帆さんと一緒にLIVEをしました!
ぎりぎりの告知だったにも関わらず💦聴きに来てくださった皆様、本当にありがとうございました!♡´・ᴗ・`♡
そして本当に楽しかった…!!志帆さんだいすきです!ありがとう♡
帰り道、ふたりで次回やりたい曲をたくさんリストアップしました☺︎ pic.twitter.com/Nb2e8rqIom
— Hitomi Washio (@hitomi_classic) April 4, 2015
志帆さんとの出逢いもピアジュリアン。
1月にはヤマハ銀座店でのインストアライブで司会もさせていただきました♪
今回のセットリストは、
=第一部=
トスティ / 夢
ベッリーニ / マリンコニア、やさしいニンファ
ヒラー / タランテラ (鷲尾ソロ)
ロッシーニ / 踊り
=第二部=
ヴェイネル / ペレグからの新兵募集の踊り
シューマン / 民謡風の5つの小品
でした。
民族音楽好きな2人が音楽をするということで、必然的に踊りの曲ばかりになりました。
最初のほうには挨拶代りの歌曲も少々。
(MC中。)
そう、わたくし、
本職は「ライター、司会業」を名乗っておりますが
ピアノもこうして弾く時があります。でも、ピアニストは名乗っていません。
たしかに音楽大学は卒業したけど。
世の中にはピアニスト(演奏家)という肩書を持つ人は溢れているけど、
とてもストイックな環境でピアノを学んできた私は、
演奏家とは、作曲家が命を懸けて作った曲を命を削って練習し、限られた時間の中で楽譜から真理を読み解き、それを忠実に自らの手で再現し聴衆へ伝える責任と覚悟がある人が初めて名乗れるものだと思っています。
(これはストイックな環境で育ってきた人たちの共通認識のように感じます。たとえばTwitterのプロフィールなど「ピアノ弾き」とは書いても、自ら「ピアニスト」と名乗る人はとても少なく見えます)
私にはそこまでの熱意を、在学中も滾らせることが出来ませんでした。音楽への愛情はあるけどテクニックが突き抜けているわけでもないし、私よりも命を削って音楽と向き合っている人のほうが余程素晴らしい音楽を聴かせてくれるはずなのだから、そちらにお願いしたい。
この考えは私が演奏家ではなく、(演奏よりも責任を持てると感じた)物書きや喋りの仕事を選んだ理由の一つでもあります。
だからピアノ弾きとしては営業活動を取り立ててしていません。
それでも、有難いことに、
ライターや司会をやっていると、私の内面に興味を持つ流れで
演奏を聴いてみたいと言ってくださることが多くあります。
それは、学生時代のように、演奏内容で人間的価値まですべて決められてしまう(少なくとも私はそう感じていました)ことのない、とても快く、心の弾む言葉。
また、声を掛けてくれた方の多くは、私の演奏によって"はじめてクラシック音楽の生演奏を聴く"ひとたち。
音楽に触れるまたとないきっかけを潰したくなくて、そして私のピアノに興味を持ってくれたことに感謝しながら、さらにそこから楽曲への興味に繋がってほしくて。
私は鍵盤に指を這わせます。
現在は練習の量も質も満足に取れていないですが、
弾くときはどんな曲でも(吹奏楽部的に言うと)一曲入魂。曲の魅力が伝わりますように、記憶に残る時間になりますようにと想いを込めます。
なによりも、練習量が"ピアニスト"より圧倒的に足りないのはわかっているはずなのに
それでもこうして声を掛けてくれる志帆さんや、この前一緒にピアジュリアンでライブをしたフルートの武田尚子ちゃん。チェロのしおりさん。
感謝しかありません。
選んでくれた以上、普段から仲良しだからという理由だけではなく、鷲尾仁美だからできる演奏を常に捜しています。
ピアニストには到底及ばない私の、そんな私の演奏を聴きたいと言ってくださる方が多く集まっている
あったかい場所が、ピアジュリアンなのです。
訪れるたび「ソロでも弾いたらええねん!」といつも檄を飛ばしてくれる近藤社長をはじめ。
みなさまいつもありがとうございます!
お客さんとして来てくださったミヨーさんから頂いたチョコで
本番疲れも吹っ飛びました!
聴きたいと言ってくれる人がいる限り私はそれに応えたいし、
その時にへんてこりんな演奏をして愛する作曲家たちを泣かさないように。
これからも私なりにピアノと向き合っていきたいと思っています。(o^―^o)
それでは、このへんで。♡