弦楽四重奏にパーカスを添えた新味覚(『RMECC Quintetto卒業記念LIVE』レポート)
神楽坂をのぼって、またやってきました!
TheGLEEさん。お世話になっております。どんどん美脚になれてる気がする。
ちなみに、TheGLEEさんって、「ザ・グリー」じゃないんですよ。「ザグリー」って続けて読むんですよ!ご存じでしたか?
今回の出演は、RMECC Quintet。
東京音楽大学の先輩後輩で結成された弦楽四重奏に、ピアノ兼パーカッションの男の子、という異色の組み合わせ!
写っていないけど、ピアノの椅子部分が打楽器のカホンになっているのです。
曲によってピアノとカホンとその他打楽器を使い分けていたのですが、
ピアノはあまり使っていなかった印象。
プログラム前半は、津軽海峡冬景色や情熱大陸、久石譲作品などの
聴きなじみのある曲が中心・・・に、最後にぴょいっと挟まれたモンティのチャルダッシュ!
後半は、ピアソラの曲が5つと、アメリカの作曲家、アンダーソンの曲が4つ。
どちらのプログラムでも、四重に響く弦の音色の間を
カホンが合の手を入れるように刻んでいました。なんだか新鮮・・・!
これは意外と知られていない話だと思ってるのですが
クラシック音楽に慣れた奏者にとって
ポップス曲を演奏するのって、結構難しかったりするんですよ。
クラシック楽曲って、和声の展開とかメロディの加減に併せて
テンポを微妙に揺らがせるのが当たり前なのですが、
ポップスはそれとは対称的に、どんな曲でもしっかりビートを刻んでいないといけないので。
だから今回、音楽大学でクラシック音楽を専門的に学んできた弦楽の子たちは
ポップス曲を打楽器の規則正しいビートに乗って弾けるので、すごくやりやすそうだな〜と感じました。
と同時に、普段打楽器なんて入れずに演奏される「プリンクプランクプルンク」は
カホンやシンバル、トライアングルなど
様々な楽器によって合いの手が入ったので
また新しい気持ちに。
↑アンコール前のにこやかなトークの様子。
そして個人的に、アンコールが印象的だったこの公演。
「私たちがグループを結成して、一番最初に演奏した曲なんです」
と前置きして演奏された曲。(汽車?だったかな。すみませんよく聴き取れず…)
みんなが視線を合わせてニコニコしていてメンバーの絆を感じられ
ああ、いいなぁ…!と、こちらまでほっこり気分に。
にこにこ!
それにしても、パーカッションが入るだけで
どうしてこんなにも音楽って躍動するんでしょうね。
未だ観たことのない、→Pia-no-jaC←の公演を見たくなってきました。♪